さくらVPS(CentOS6)で簡単にMovableType5をFCGI対応させる方法

VPSの移行作業が終わったので、いつも使用しているMovableTypeをFCGI対応させてみることにしました。

前回のサーバではcpanなどを使用してFCGIのインストールを行ったのですが、自分には難しすぎたので、もっと簡単な方法は無いのかと探してみました。

3ステップで完了します。

前提条件

  • VPSにMovableTypeが動作するように設定されていること
  • 各パッケージのインストールがyumで行われていること

ステップ1

以下のコマンドを実行します。

yum install perl-FCGI mod_fcgid

ステップ2

/etc/httpd/conf.d/以下にファイルを作成します。 ファイル名は任意ですが、拡張子が.confになるようにします。

vi /etc/httpd/conf.d/fcgid_option.conf  

<IfModule mod_fcgid.c>
    AddHandler fcgi-script .fcgi
    SocketPath /tmp/fcgid_sock
    IPCConnectTimeout 20
    MaxProcessCount 8
    DefaultMaxClassProcessCount 2
    TerminationScore 10
    SpawnScore 80
    IdleTimeout 300
    FcgidMaxRequestLen 10485760
</IfModule>

ステップ3

Apacheを再起動します。

service httpd restart

Movable Type側の設定

  • mt.cgiを複製しmt.fcgiにリネームします
  • mt-config.cgiに「AdminScript mt.fcgi」を追加します
  • 管理画面のパス/mt.fcgiにアクセスします

以上で完了です。

参考

書籍「MovableType 5.1 プロの現場の仕事術」の267Pからの内容を一部参考にさせていただきました。 細かいFCGIの設定方法などをご覧になりたい方は、是非書籍をお買い求めください。