初のCraftCMS案件を振り返る その7
この記事はCraft CMS Advent Calendar 2020 - Adventarに乗り遅れた記事です。
前回の初のCraftCMS案件を振り返る その6 \| Blog \| riatw.meの続編です。
今回は「ユーザ権限の柔軟性」について取り上げてみようと思います。
CraftCMSでは本当に細かな単位で権限設定が可能です。
管理者、編集者ぐらいしかロールが無いCMSもある中で、 「ユーザAはセクション1でエントリの作成のみ可能、他のユーザが作成したエントリは編集不可、セクション2ではすべての操作が可能」といった形で細かく権限の設定が可能です。
この権限設定の柔軟さは複数のユーザでサイト運用を行う際にとても便利です。 権限設定はユーザグループ、ユーザのどちらでも可能なので、ユーザ数が多い場合は実際の役割に応じて ユーザグループを作成した上で、それをユーザに割り当てる運用になります。
ざっくりとした権限設定でも運用は可能ですが、細かな権限設定を行うことで ユーザの誤操作の防止、メニューが簡潔になることによる学習コストの 削減が期待できるため、本当に必要な権限だけ付与する運用をオススメします。
また、CraftCMSはテンプレート側で制御用のタグを用いることで会員専用サイトも作成可能です。 その際に管理画面と同じようなフォームを設けることでデータの追加、変更、削除の実装も可能で、 その時にもこの柔軟な権限設定は活きてきます。
今回は「ユーザ権限の柔軟性」について触れてみました。
規模の大きさなサイトを作るときほどユーザ権限の柔軟性にありがたみを感じます。 多くの投稿者から投稿を募り、それを管理者が確認してから公開するといったサイトにはとても向いていると思います。 もし少しでも良さそうと感じて貰えたらCMS選びの選択肢に加えていただけると嬉しいです。
それではまた次回!