Sixapart主催のMovable Type ビジネスセミナーに参加しました(6/11 名古屋)

先の記事がフォローアップ中心だったので、参加レポートを別にまとめてみました。

2013年6月11日に名古屋のウィンクあいちにおいて、Movable Typeのビジネスセミナーが開催されました。
私もプレゼンターの一人としてお話をしてきました。

参加者の割合としては、Web制作会社が7割、その他の企業担当者・フリーランスの方が3割でした。

【セミナーレポート】【名古屋開催】Movable Type 5.2とマルチデバイス(PC、スマートフォン、携帯)対応したWEBサイトを簡単に構築する方法について - WEBサイトの「CMS導入」と「クラウド化」のポイント -(2013年6月11日開催)

自身が講演したセッションに関しては、当日ある程度伝えたかったことが伝えれたのと、当日までにしっかり資料を準備することが出来たので、今回講演を通じてプレゼン周りの経験値がかなり増えたように感じました。良い経験だったと思います。

その他のセッションについては、エスケイワードの沢田さんの話が一番興味深かったです。
グローバルサイトと多言語サイトの位置づけなど、知らなかったことが多くありました。
もしまた機会があればグローバルサイト周りのことをもう少し聞いてみたいです。

セミナー終了後の懇親会では普段話す機会の無い、Web制作会社の営業の方に囲まれて仕事の進め方、提案の仕方など面白い話を多々聞くことができました。

以下、スケジュールとセミナーのメモになります。
一部正しくないところもあると思いますので、上記URLからスライドを見ていただく方が確実だと思います。

スケジュール

「Movable Type 5.2 最新情報(仮)」

講演者:シックス・アパート株式会社 Movable Type プロダクトマネージャー 長内 毅志

「Movable Typeの可能性を広げるアドオン「DynamicMTML」について」

講演者:株式会社テラ 鈴木 健太郎

「クラウド版Movable Typeを使って、今すぐ始めるオウンドメディア」

講演者:ウィゾ・プロダクション 代表 佐藤 新一

「世界に通じるグローバルサイト構築と運用のポイント ~コンテンツ制作、翻訳、展開~」

講演者:株式会社エスケイワード WEBソリューション事業部長 沢田 圭一

「中小企業のMovable Type活用事例紹介(仮)」

講演者:株式会社ちらし屋ドットコム 企画営業マネージャー 足立 裕介

セッションの内容メモ

「Movable Type 5.2 最新情報(仮)」

最近リリースされた最新バージョンの話がありました。
このバージョンからスマートフォンオプションが標準機能に組みこまれました。
パソコンの前から以外でも情報発信ができるのはとても魅力的だと思います。

「クラウド版Movable Typeを使って、今すぐ始めるオウンドメディア」

オウンドメディア(自社メディア)が重要というお話でした。

  • ソーシャルメディアや広告媒体の効果を高めるためにも、良質なコンテンツを自社で持っておくことが大切
  • 良質なコンテンツとは、ブログ記事(2000文字以上、動画、スライドを含んだもの)、電子ブック、白書、動画、Podcast、ウェブセミナーのようなユーザが欲しいと思う有益な情報のこと
  • 自社コンテンツのファンをつくり読み手を獲得して、そこをターゲットとしたより濃い限定コンテンツを配信していく(ファンが育つ?)
  • 良質なコンテンツを量産には時間がかかるため、コンテンツ作成以外にかかるインフラ系のコストをCloudにアウトソーシングする。その選択肢としてクラウド版Movable Typeがオススメ
  • アウトソース先としてアメブロなどの外部ブログは非推奨。コンテンツの評価が自社のドメインに反映されないため

「世界に通じるグローバルサイト構築と運用のポイント ~コンテンツ制作、翻訳、展開~」

グローバルサイト、多言語サイトを作る際のポイント、制作事例についてのお話でした。

  • グローバルサイトとは各国ローカルサイトの入り口になるサイト
  • 多言語とグローバルサイトの違い
  • 多言語サイトは日本語サイトをベースに対応言語を増やしていく形
  • グローバルサイトは入り口サイト+ローカルサイトの構成からなる
  • グローバルサイトのコンテンツは必ずしも日本語サイトと同一ではない
  • グローバルサイト制作のポイント
    • デザイントレンドを各国にあわせること
    • 日本人目線ではなく、現地ユーザに対してメッセージを伝えるデザイン
    • 対象となる国の人に伝わりやすい言葉・表現で伝えること(専門の訳者が対応)
    • 各国での運営になるので、誰でも運用しやすい仕組みにすること
  • Web構築時の課題
    • 各国のスタッフ全員へのレクチャー、展開など(時差、学習レベルなど)
  • MTを使う理由
    • 管理画面がデフォルトで多言語対応できる
    • Webサイト機能・ユーザ管理機能がグローバルサイトの構成とマッチする
      • グローバルサイト、ローカルサイトで「ウェブサイト」を分けるなど
    • Web担当者のスキルにあわせた管理画面のカスタマイズが可能
    • 短期間でリニューアルが可能
      • ウェブサイトの複製機能、データ移行機能(インポータ)などが重宝する

「中小企業のMovable Type活用事例紹介(仮)」

スモールキーワード検索で小さなサイトでもしっかり流入を稼ぎ成果を出す方法について、実例を交えた話でした。

  • スモールキーワードからの流入を狙う
    • キーワードを含んだコンテンツを用意する
      • 商品紹介
      • お客様の声
      • 施工例
      • Q&A
      • 店舗紹介など
  • 目的別に最適なSEO設計をする
  • 成果が出るまでとにかくフォローアップする
  • 閲覧者が心地よさを感じるコンテンツをつくる