『WEBサイト制作者のためのHCD(人間中心設計)の理解 in 名古屋』(2)
2010年5月8日に『WEBサイト制作者のためのHCD(人間中心設計)の理解 in 名古屋』に参加しました。
今回のセミナーは、前半のフィールドワークと、後半のワークショップの二部構成でした。 セミナーの詳しい内容は講師の浅野先生のブログ (情報デザイン研究室) をご覧ください。
午前:フィールドワーク
各班ごとにテーマを決めて、フィールドワークを行いました。
私たちの班は名古屋に残る古い物を求めて、「名古屋 菓子問屋街」を歩きました。
道中では、懐かしい物や、普段名古屋では目にしないものを沢山見ることができ、気になったものを写真を収めました。
午前中、9時頃〜12時過ぎまでに写真を100枚ほど撮り、その写真を持って午後のワークショップ会場へ向かいました。
午後:ワークショップ
午後のワークショップではまず最初に、午前中のフィールドワークで撮影した写真を 「面白いもの、珍しいもの」を基準に厳選して、カードサイズにプリントしました。
その後、そのカードを使用して「フォトカードソート」を行いました。
気がついたこと、ポイントとか
- 「ラベリング」はなるべく動詞を用いてつける
→単純に「物」、「建物」ではなく名古屋に昔からあって、今に残る建物、など - 「ラベリング」を行う際は当事者の「思い」、「主観」が邪魔になりやすい
- 「ラベリング」できなかったもののラベリング、「その他」(割と有用かも)
【ラベリングするものが写真の場合の注意した方が良い点】
- 当事者の見せたいもの以外も見る側の目には入りやすい(当事者の見せたいものとは別の背景など)
- 縮尺によって物の見え方が異なってくる
【情報を分類する5つの視点ーLATCH】
- Location(位置、場所)
- Alphabet(アルファベット、あいうえお等)
- Time(時間、タイムラインでの分類)
- Category(分野)
Hierarchy(階層、情報の優先度、重要な情報ほど上位に掲載される/する)
この5つで全ての情報は分類できる。
- Alphabetは原始的でありながら、誰もが理解できる分類方法
- ラベリングする対象(物、人)によって使い分ける
【次回】
次のHCDセミナーは、6月12日(土曜日)に開催されます。
そう、この記事を書いている当日です!
これから行ってきます。