さくらのVPS 新プラン(v4) メモリ1G、SSD 30Gに乗り換えました

年明けの時間のあるときに、と思いVPSの移行作業を行いました。

次に乗り換えるなら時期的に、CentOS、Apacheのバージョンアップは避けて通れないので 学習コスト高いな...と二の足を踏んでいました。

結果としてはそんなに複雑なことをしなかったので、一晩ほどで環境を移設できました。
systemctl と firewalled、httpd.confの表記あたりが障壁かな...とは思いますが、どれも 今後のことを考えると良い変化だと思うので慣れていきたいと思います。

現時点で今ひとつだなと思っているのは、従来のserviceコマンドに比べてsystemctlだと起動したのかどうかが ひと目で分からない点です。
従来のような「OK!」、「FAILED!」みたいな表示があれば良いなと思いました。

さくらのVPSのプラン変更をした理由

  • 元々のプラン(さくらのVPS SSD 2Gプラン)を持て余していた
  • 月額費用を下げて他(Apple Developer Program)に当てたかった
  • 新しいSSDプラン + メモリ1G減らした状態で何処まで動くのか興味があった

さくらVPS関係の過去記事

全体

基本的に前回同様に akabeko(@akabeko) さんの設定メモを参考に設定を進めました。
アカベコさんの内容はCentOS 6用に書かれているので「前回からの変更点」の部分は読み替えながら進めます。

さくらのVPS を改めて使いはじめる | SERIES | アカベコマイリ

前回からの変更点

  • CentOS 6→CentOS 7に変更(カスタムインストール)
    • serviceコマンド廃止 → systemctl
    • iptables → firewalled
    • chkconfig廃止 → systemctl
  • Apacheが2.2系から2.4系に変更
    • CentOS 7標準のものが2.4系になっていたため
    • 認証周りの書き方が変わっている
    • NameVirtualHost句が廃止候補に(標準で有効の模様)
  • MySQL → MariaDBに変更
    • CentOS 7標準のものがMariaDBになっていたため
    • MariaDBはMySQLのクローン
    • 設定方法はほぼ同じ、一部mysql..がmariadb..と変わっているぐらい

参考サイト

以下のサイトを参考にさせていただきました。主にCentOS7関係です。
特に「Systemdコマンド早見表」が秀逸の出来で、とても助かりました。

データ移設

以下の内容を既存サイトからコピーしました。
少量だったのでzipで固めてごそっと移設。

  • /root/*
  • /home/(作業ユーザ)/*
  • /var/www
  • /etc/httpd/conf.d/
  • mysqldump
  • /etc/crontab
  • /etc/my.cnf

設定メモ

自動起動するもの

  • httpd
  • mariadb
  • ssh