CMSを導入する際に意識していること
「MTDDC 2017」に参加しました! #mtddc #movabletype \| Blog \| riatw.meの懇親会LTで発表に使った資料です。 Qiitaから移設。
自己紹介
- Kentaro Suzuki
- 名古屋
- 株式会社エスケイワード
- テクニカルディレクター
- MT歴10年
本日お話する内容
私がCMS(主にMovable Type、PowerCMS)を導入する際に意識していることを6つのポイントにまとめて紹介します。
1.管理画面の表示を最適化する
- 入力に必要なフィールドだけを表示する
- 公開サイトと入力項目の順序が揃える
- 同じ内容を2回入力させない
- 入力項目に適切なラベルを設定する
- 入力が難しい場合は入力補助をつける
2.担当者の学習コストを下げる
- 管理画面を見ればなんとなく分かることが理想
- マニュアルが手元に無くても操作できるようにする
- ルートが複数あると混乱するので、操作手順のメインルート以外はなるべく隠す
3.毎日使い続けれるものにする
- 担当者にとってCMSは毎日使い続けるツール
- 担当者とって手に馴染むツールを目指す
- 使うのが辛いと使ってもらえなくなる、不満はなかなか言ってもらえない
- 全力で先回りが必要、想像力が求められる
4.担当者のスキルアップを見据える
- はじめは簡単な更新からはじめれるようにする
- スキルアップしていくと出来ることが増えるようにする
- 「出来ることが増える=楽しい」と思ってもらえることを目指す(ゲーミフィケーションのような)
5.運用に耐えれる作りにする
- サイトの制作してから3~5年ぐらい運用される
- 運用でどのような変更が行われるかを想像する
- さまざまな使われ方をしても壊れないようにする
6.サイトリニューアルを見据える
- コンテンツは資産であると考える
- WYSIWYGやHTMLで入力されたコンテンツの多くは再利用性がない
- できるだけ個別のデータで管理する(ユニットやカスタムフィールドなど)
- 無理な形のデータをできるだけ避ける(JSON、Blobなど)
- 次回リニューアル時にCMSが変わったとしてもエクスポートできる余地を残す
最後に
株式会社エスケイワードでは使う人に寄り添ったCMSを作ることが好きなエンジニアさんを募集しています!興味がある方はお気軽にお声掛けください。