「HTML5/CSS3モダンコーディング フロントエンドエンジニアが教える3つの本格レイアウト スタンダード・グリッド・シングルページレイアウトの作り方」を読みました

書く前から分かっていましたが、この本のタイトル...長いですね。

標題の本を読みました。自分の中では久しぶりにコーディング関係の本です。

HTML5/CSS3モダンコーディング フロントエンドエンジニアが教える3つの本格レイアウト スタンダード・グリッド・シングルページレイアウトの作り方(吉田真麻) | 翔泳社の本

著者がTwitterで良く見かけていた @yoshiko_pg さんだったのと、あらためてコーディングを勉強し直す良い機会だと思い、この本を手に取りました。

この本はタイトルに「モダン」とあるように、比較的新しいブラウザを対象に、今風なコーディングを身につける本です。

スタンダード(2カラム)、グリッド、シングルページ(1カラム)の3サイトのヘッダーからフッターまで一つずつ丁寧に組み方を説明していくスタイルで、実務でサイトのコーディングを1から行うような模擬練習が行えます。自分は手を動かさず頭の中だけで進めましたが、実際に手を動かすとより一層身につくと思います。

読んでみて、コーディング初・中級者Internet Explorer 6/7と戦って苦労した世代には特にオススメできる本だと感じました。前者の人はこの本を読むことで変な癖がつく前に最短経路で良質なコーディングを身に付けることができると思います。後者の人(自分を含め)はこの本を読むことで昔の苦労した記憶と今はもう使わなくて良いバッドプラティクスを洗い流す良いきっかけになると思います。

人に教えることが多くなると、自身が実務の中で試行錯誤して身につけたことを言語化して正確に伝えることの難しさに気がつきます。そのため、「まずはこの本を読んで!」と薦められる本があることは大変心強いです。もし今後、コーディング関係でオススメの本を尋ねられたら、迷わず自分はこの本を進めると思います。

この本を読み終わって余力があれば、以下の本もおすすめです。
大規模サイトやWebアプリケーション向けのCSSを書く時に大切な設計手法が学べます。

Web制作者のためのCSS設計の教科書 モダンWeb開発に欠かせない「修正しやすいCSS」の設計手法 | インプレス