管理画面の使い勝手を向上させるプラグイン「alt-L10N」の紹介

ご紹介するプラグインは「Alfasado」さんがGitHubで公開中のalt-L10Nプラグインです。 このプラグインでは、MovableTypeのローカライズ(多言語対応)時に読み込んでいる辞書ファイルを、各ブログごとに設定することが可能です。

機能のラベリングと管理画面の使い勝手の関係性

システムではよく機能が注目されますが、まったく同じ機能であっても、メニュー等のラベリングが正しく行われているかどうかで、使い勝手は大きく変わってきます。

MovableTypeは元々ブログベースのCMSであることから、機能の名称がウェブサイト、ブログ、ブログ記事、カテゴリ、タグなど、一般的にCMSとして使う際のラベルとしては適切とは言えません。

あくまで一例ですが、私がECサイトをMovableTypeで構築する際には、商品分類をカテゴリとして商品情報をブログ記事として構築します。この場合、頭の中で2つの異なるものを結び付けないといけません。 このプラグインを使用すると、機能にあった適切なラベリングを行うことが可能です。

ラベルの名称を変更する他のプラグインとの違い

AltL10Nプラグイン以外にも、MovableTypeの管理画面のラベルを変更するプラグインは何種類か存在します。
ex. RenameLabel、MTAppjQuery(MTAppCustomize)など

それらのプラグインとの違いは、特定の画面のラベル変更では無く、特定のブログ内全てのラベルが一括で変更されることです。

例)カテゴリ→商品分類に変更した場合

  • エントリー投稿画面のカテゴリウィジェットのラベル
  • 管理画面のサイドバーのカテゴリの部分のラベル
  • アーカイブの種類の名称 カテゴリーアーカイブ→商品分類アーカイブ
  • その他、システム内で「カテゴリ」を含むラベルが全て変更されます

導入することで使い勝手の向上と運用コストの削減

機能に対して、適切なラベリングを行うことは、必然的にそのシステムの使い勝手の向上に繋がります。

その為、このプラグインを導入することで、MovableTypeをベースとしたシステムの使い勝手が向上し、使い勝手が向上することにより運用開始時の教育、マニュアル作成等の人的コストが削減可能です。

インストール方法

  1. Githubよりプラグインをダウンロード後、mtのインストールフォルダのpluginsフォルダにアップロードします。

  2. 辞書ファイルは、(mtのインストールフォルダ)/lib/MT/L10N/ja.pmをテキストエディタの置換機能等を使い、文言を置き換えて準備をしておきます。

  3. 辞書ファイルは、(mtのインストールフォルダ)/plugins/AltL10N/L10NにブログIDのフォルダを作り、そこにアップロードします。
    ex ) ブログID2の場合、/plugins/AltL10N/L10N/2

もっと、alt-L10Nについて知りたい方は

もっとプラグインについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

インストールや、使い方で困ったら

開発元ではないので、対応できる範囲は限られますが、Twitterで @riatw までご一報いただければ補足説明等行えますので、お気軽にどうぞ。​​​​
是非、お試しください。​​