飲みながら少しずつ紐解ける、自分のキャリアパス
二人きりのゆったりとした飲み会や、先日のFacebookメッセージのやり取りをきっかけに自分の方向性が少しずつ見えてきたので書いてみる。
結論としては、自分は「作ること」よりも「作る過程が好き」で
手を動かすより、環境作りだったり、設計が好きだということが分かってきた。
ここ数ヶ月の間、「1−2年の間に東京に出て、Webサイトじゃなくて、WebアプリとかWebサービスを作りたい」と漠然と思っていました。Webサイト制作に「これじゃない感」を感じていただめだと思う。しかし試しに毎月東京に足を運ぶようにしてみると「東京に出る」ことが今のこの気持ちを解消することに繋がらないことに気がついた。
場所ではなく、自分の仕事でも振る舞いが自分のやりたいこととズレているのではないか、と気がついた。これは仕事内容が気に入らないとかそういうことではなく、仕事に対する自分の振る舞いの問題だ。
まずは自分の本質である「やりたいこと」、「やりたくないこと」を再考してみる。
やりたいこと
- Webサービスのデータ設計、インフラ設計
- Web制作のワークフロー改善(自動化、CSSプリプロセッサ)
- Movable Typeを始めとするCMSの導入・設計
- Javascriptとユニットテスト
- PHPフレームワークを用いたWebアプリ作成
やりたくないこと
- HTML+CSSのコーディング
- 同じ内容の繰り返し作業
次に何を作りたいのかを再考してみる。
作りたいもの
- 思いついた小さなアイディアをアイディアを形にできる仕組みづくり
- Webの技術をベースとした短い時間でWebサービスをリリースできる仕組みを作りたい
作ることより成果物が良くなる仕組みを作りたい
「こういうものが作りたい」というのは一般的なディレクションである程度はクライアントから思いを吸い上げることが出来る。 しかし、「こういうもの」から実際の要件を整理して仕様書を起こすのには一般的なディレクションのスキルに加えて、(ある程度の)システムの知識が必要だ。
その中継ぎをして、フロントエンド、バックエンドの専門家が最大限にコミットを出来る仕組みを作り、成果物の品質を管理し・底上げする振る舞いをしたいと思う。
そういう仕事をする人を「Webデベロッパー」と呼ぶのか、はたまた「テクニカル・ディレクター」なのか分からないけれど、そのような仕事をしていきたい。
とはいえ、これが結論ではないし自分の仕事なんてまだ初めてたったの6年しか経っていない。 まだまだ一杯悩むことはあるし、今向いていると思ったことが実際は反対を向いているかもしれない。
でも自分と向き合って考えることは大事、これはずっと変わらないと思う。
悩むと辛い、辛くて悩むのを辞めたくなる。けれど、考えれているから悩むのだと思う。 自分の中の思考を途絶えさせることなく、ずっと考えて行きたい。
専門職はキラキラしていて輝いてみえる。自分のあこがれの人は「フロントエンドエンジニア」が多い。専門職はーというより、そういう人は努力を惜しまないから格好良いのだと思う。専門職へのあこがれはまだあるし未練もあるけれど、とりあえずは今日書いてみた方向で自分なりに頑張ってみたいと思う。
あれだけ人と話すのが苦手で距離を置いてきた自分がもっとクライアントに訪問したいと思っているし、それでモチベーションを得ているし、不思議なものだ。
人間って不思議だ。