2020年を振り返る

2021年が始まりました。

今年の年明けはいつものように家族と過ごしていたのですが、紅白の終わり際に母が小学生の頃の文集とその文集を読んだ母の感想を綴った手紙を見つけ、それを2人で見返していたらいつの間にか明けていました。自分の拙い文章に目眩がしつつ、家族の温かさを感じた瞬間でした。

年が明けたので毎年恒例の振り返りについて書いていこうと思います。

今年は何といってもコロナウィルスの流行に振り回された年だったなと感じます。 昨年の今頃は世の中がこんなことになるとは想像もつかず、翌年は何をやろうかと色々と考えていました。そんな中、年明け早々に世の中は一変し、考えていたことの大半は何もできないままに終わりました。

やりたかったことが出来ずにもやもやした一年でしたが、色々なこととが出来た一年でもありました。

新しいチーム編成

これまではエンジニアだけで構成されたチームで仕事をしていたのですが、昨年の初めからデザイナー、エンジニア、ディレクターが一通り揃っている職種混合のチームとなりました。

最初は勝手の違いに戸惑いましたが続けているうちに家族のような一体感が出てきたような気がしています。普段は案件ごとに編成されるチームでばらばらに活動をしていますが、帰る場所があるのは良いことだと思います。

課題もあるのでそこは今年の中で少しずつ解消できれば良いなと思います。

緊急事態宣言とリモートワーク

年が初めってしばらくしてコロナウィルスの話を聞く頻度が増え、4月16日に緊急事態宣言が全国に広がり、そのあたりでリモートワークが導入されました。

これまでは一部の限られた人のための制度だったものが一気に全員を対象とする制度になりました。

急に始まったこともあり初めは混乱も多かったものの、元々ITリテライシーの高い会社であったこともあり徐々に適応していきました。

始まる前から自宅の作業環境を会社と同等までアップグレードしたばかりだったので作業的には困ることは無かったものの、対面でのコミュニケーションがほぼ無くなりテキストコミュニケーションばかりが一ヶ月程度続いた時期は辛かったな…と今振り返ると思います。普段どれだけ対面のコミュニケーションに依存していたのかが分かりました。

コロナはもしかすると脆弱なコミュニケーションを破壊するウィルスだったのかもしれません。現在はリモートワークにも慣れ、頻度も週2と減ったため、特に問題なく活動出来ています。

もしこの大きな変化が無ければきっと未だにリモートワークはここまで広まっていなかったと思うので、ポジティブに考えるなら働き方の多様性が認められてよかったかなと思います。

新しい生活様式

コロナの影響で年始にすごく良い席が取れたライブも度重なる延期から中止になり、小さめのライブハウスのライブを見ることができなかったり、ボイストレーニングの発表会が中止になったりしました。

外での活動があまり行えない時期が多かったので、YoutubeやAmazonプライム、ツイキャスなどを見る時間が多かったような気がします。

後半では少しずつ人に会う機会を増やしていきましたが、また再度感染拡大しているため、こちらも難しくなりそうです。

新規事業開発と人との出会い

4月ごろから会社の方で新規事業開発の話が持ち上がり、前半はそちらに多くの時間を割いていました。 お盆休みあたりがピークで休み中もずっと企画書を練っていました。

プロジェクト自体はあまり上手く進めることができず、先日中止が決定したのですがその中で学んだことがとても多く、かつ新しい人との出会いもあり良い経験になったと思います。

体調不良との戦い

1月にライブで腰を痛め1ヶ月ぐらいロキソニン無しでは動けない身体になり、10月ごろに足の肉離れで1週間ぐらい歩けなくなり、11月には原因不明の腹痛と高熱(おそらく食あたり)で動けなくなり、今年は体調不良に苦しめられたような気がします。

どこかを負傷するとその後しばらくは運動が出来ず、体力低下→メンタル不調→体重増加と悪しきループに入るので辛かったです。今は全快して運動も再開できていますが、健康のありがたさを痛感した一年でした。

初CraftCMS案件のリリース

4月ごろから始まった大型の案件で初めてCraftCMSを採用しました。

初めてのCMSだったので設計時には実装可否が分からず終始胃が痛かったり、構築に入っても毎日のように壁にぶち当たり、その度に調べたり、助けてもらったりの毎日でしたが何とか11月に無事にリリースが出来ました。

一人では絶対に走りきれなかったので、助けていただいた方々には感謝しかありません。

ずっとMT以外のCMSの選択肢が欲しいと思っていたので、MTの弱いところを補強できる選択肢を得られたのは大きい収穫でした。

コミュニケーションの重要性の再認識

新しいチームとリモートワークなどによって人とのコミュニケーションのやり方が変わる中でコミュニケーションの重要性を再認識しました。

仕事をしていく中で色々と上手くいかないことが出てくるものですが、その全てがコミュニケーション不足から出てきていることに気づくことが出来ました。

気づいてからは意識的にコミュニケーションの量を増やすことに意識を向けてみることにしました。そうしてみたところ、人との関係性が良好になり、不思議と人と接することに抵抗が無くなり、自分のメンタルへの負担も軽減したように感じます。

ポジティブ思考と強いメンタル

新規事業開発で積んだ経験とそこでの人との出会いがあったことで、ポジティブ思考と強いメンタルが身についた気がします。まだまだ強靭とは言い難いですが、完全に堕ちることはだいぶ減ってきた気がするのと、耐性は上がってきたような気がします。

新しい強みとの出会い

昨年の最後の方からこれまで避けていたディレクション業務(進行管理)に少しずつ挑戦をしてみました。

見様見真似で試行錯誤してみたものの、初見の割には結構上手く進行出来ました。やってみる中で、よりクライアントさんとの距離が近くなりフィードバックを直に得られること、コミットがしやすいこと、ハンドリングできる範囲が広まることがメンタルに良い影響が与えることが分かりました。元々、クライアントさんとお話をするのが好きというのもあります。

自分のスキルセットからすると主軸にするものではありませんが、自分の主軸を強化するスキルになりそうです。今後もシステム案件を中心に少しずつ経験を積んでいきたいです。