2014年ふりかえり

また1年が終わり、新しい1年がはじまりました。
2015年の記事を書き始める前に2014年の振り返りをしてみようと思います。

昨年は総括すると技術者としては「停滞」の年であったと感じています。
良かったこと、悪かったことなど色々ありましたが、少しずつ思い出してみます。

仕事面では前期はほとんど仕事が無く、前年仕事のメンテナンス業務が大半を占めていました。
後期になり徐々に新規の仕事が増えてきたものの、技術面では真新しいことはそこまでありませんでした。

仕事での振る舞いとしてはコードは引き続き書いていたものの、各プロジェクトの序盤(コンペぐらいから)顔を突っ込み、プロジェクトのはじめから終わりまで技術面のヒアリング・設計・監修などに携わっていました。
プログラマーではなくテクニカルディレクター的な働き方をしたい、というのは兼ねてからの思いだったので少しずつ念願が叶った気がします。 自分の目指す働き方で人に喜んでもらえて、役に立てるのはとても嬉しいことです。

プライベート面ではこれまでに比べるとセミナーへの参加率も下がり、新しい人と知り合う機会が減りました。
どちらかといえば新しい人と会うよりもこれまでに知り合った方と重ねて会って深く時間をとることが多くありました。

何故か前年まであれだけ好きだったセミナーにあまり興味が持てず、その中でも参加したいものにはスケジュールが合わず...という感じでした。 「なんでもかんでも吸収したい」ではなく、「今興味あるxxについて詳しく知りたい」と心境の変化がありました。

総括はこんなかんじですが、具体的に印象に残ったトピックスに触れてみようと思います。

直属の後輩ができた

これが今年で一番大きな出来事(変化)であったと思います。

自分はあまり手取り足取り教えるタイプではありませんが、自分のこと以外で考えることが増えた気がします。 前職で後輩ができたときには上手く接することができなかったので、なおさら意識して思考錯誤しています。

今までは自分のキャリアのこと、技術のこと、人間関係のことばかり考えていましたが、 後輩君にどんな仕事を振ればいいのだろうとか、教え方とか、キャリアの提案とか考えることが増えました。

夢のユニットシステム for Movable Type

a-blog-cmsをリリース当初に初めて触ってからずっと惚れ込んでいたユニットシステムをやっとMTで実装できました。
現在実案件に投入中で絶賛デバッグ、ブラッシュアップ中です。

これまではMTで自由度の高い更新を実現するのにWYSIWYGにコンテンツをベタ貼りするしかない状況でした。 そんな中でWYSIWYGが日に日に嫌いになり、なんとかMTでもユニットを...ユニットをと2年ぐらい前から思い続けていたので 実装方法はとても泥臭いですが自分なりの解決策が提示できたのがとても嬉しいです。

また、同じぐらいに大規模サイトにつきものの「量産コーディング」も嫌いなのでユニットシステムのおかげで数百ページ級のサイトならほぼコーディングとデザインなしである程度量産可能に!夢のゼロコーディング生活も近い!と喜んでいます。

Angularとの出会いと初のSPA

2年ほど前からプライベートでiPhone向けのハイブリットアプリを開発しています。

はじめは通常のページ遷移で実装していたのですが、アプリっぽいさがまったく出ないのと オフライン対応が必須要件になり、SPA(シングルページアプリケーション)にトライしました。

自分はそこまでJavascriptに強いわけではないので、jQueryとBackboneの組み合わせはどうにも辛く、 AngularJSをプロジェクトに投入してみました。

まだ分からないことも多いですが、デザイナーさんと分業がしやすい点がとても気に入っており、 Movable Type以来の自分の中で大好きなプロダクトになりそうです。
はじめてMTML(MTタグ)を触れた時のようなワクワク感があります。

おわりに

振り返ってみると、技術者として「停滞」ではあるものの、 さまざまな動きがあった1年でした。

「技術者として...」と書くほどに技術力が無かったりと相変わらずの中途半端っぷりですが、 中途半端だからこそできることがあるのと、少しずつ自分の目指す働き方が見えてきたので2015年も走り続けていきたいと思います。

2015年のことはまた次のブログ記事で触れたいと思います。

ここまで読んで下さりありがとうございました。
2014年はお世話になりました。また1年よろしくお願い致します。