Windows環境でも黒い画面を簡単に試す方法を調べてみた!
最近、Twitterやセミナー・イベントなどでよく「黒い画面」という単語を目にします。
東京で開催されたイベント、CSS Nite LP26「CSS Preprocessor Shootout」の中でも度々登場しました。
「黒い画面」とはコマンドベースの入力インターフェイス(CUI)です。 Macでは「ターミナル」、Windowsでは「コマンドプロンプト」というアプリケーションがあります。
「ターミナル」と「コマンドプロンプト」は同じCUIでありながらもOSの違いから、使えるコマンドに 差異があります。ターミナルはUNIXコマンド、コマンドプロンプトはWindows特有のコマンドになります。
Web業界の大半がMacユーザになってきていることもあり、黒い画面のTipsも多くがMacの環境をベースにしたものが多いです。そのためか、「黒い画面」をWindowsで導入する際の敷居はどうしても高くなりがちです。
しかし私の仕事環境はWindows! Mac買って欲しいけど無理そう!
でも黒い画面は好きな方だし、今後もっと仕事でも導入していきたい!
...ということで、Windowsの黒い画面をどうにかする方法を調べてみました。
目標
- なるべく楽して良い環境を作る
- VMWare+LinuxOSのようなまったく別の環境ではなく、あくまでWindowsベースで環境を作る
- コマンドなどはMac標準のものとなるべく同じようなものを使用できるようにして、Tipsサイトを実際に試す際に困らないようにする
選択肢は色々
- Cygwin
- MinGW/MSYS + mintty
- Console2 + NYAOS + Gow
- chw + NYAOS + Gow
それぞれ一長一短あります。
また、どの環境でもある程度、目標を達成することができます。
MinGW/MSYS + mintty
上記に挙げた環境はchwを除いて一通り試しましたが、MinGW/MSYS + minttyを 導入することに決めました。
MinGW/MSYS + minttyを選んだ理由
- UNIXコマンドの中で使いたいものだけ選んでインストールできること(Macportsに近い)
- Node.js、Rubyなどの環境はWindowsバイナリのものがそのまま動くこと(インストーラから簡単に導入できる)
- minttyの操作が今まで使用していたputty(SSHクライアント)によく似ていたこと
導入方法
基本的にすべて、こちらのサイト(Windowsで最高のターミナルを構築する方法)を元に導入を行いました。
導入を終えれば、mingwコマンドで様々なUNIXコマンドを追加でインストールができます。 wgetやvimなどよく使うものをインストールすれば色々と捗ると思います。
今のWeb業界の流れを見ていると「黒い画面」は避けて通れないように感じます。
そのため徐々に制作環境を黒い画面の導入が簡単なMacに変えるのが一番ですが、どうしても変えれないこともあると思います。その際は上記の方法を是非一度お試しください。