Movable Type 7のコンテンツタイプとカテゴリセットは良いぞ...!
Movable Type 7 がリリースされ、約1年が経過しました。 私も実際に案件で使ってみましたが、今のところ「良いぞ...!」とオススメできます。
Movable Type 7 では「コンテンツタイプ」と「カテゴリセット」という大きな機能が増えました。
何故か、これまでの記事・ウェブページに比べると再構築が結構遅めで、 データが増えてきたときのことを考えるとその部分が不安ではあります。
MT7の良いところ
コンテンツタイプ
- 記事 = 商品、のように説明時に補足が必要なくなる
→個人的には一番大きなところ、説明時の伝わりやすさが段違い - 前後リンクを出力する際に任意の並び順にすることができる(並び替えるコンテンツフィールドを指定できる)
- コンテンツフィールドの編集画面が直感的で誰でも管理画面を作ることができる
- 1つのページで複数のコンテンツを掲載する場合にブログを分ける必要が無い
- コンテンツタイプごとに権限を振ることができるため、権限のためにブログを分ける必要がなくなる
カテゴリセット
- 複数のコンテンツタイプ間でカテゴリセットを共有できる
→応用すると複数のコンテンツタイプ間で関連性を持たせることができる - 今まで1サイト1カテゴリだったものが自由にいくつも作ることができる
- コンテンツタイプに何個でも紐付けることができる
- コンテンツタイプに紐付ける際に単一選択か複数選択かを設定できる
- 複数のカテゴリセットをコンテンツタイプのマッピングに含めることができる
MT7のいまひとつなところ
コンテンツタイプ
- 再構築が遅い
- コンテンツフィールドにベースネームがないため、フィールド名を変えるとテンプレートにも影響が出てくる
- コンテンツフィールドで絞り込む際に日本語名が使用できないのでテンプレートの可読性が低い
- コンテンツフィールドの編集画面がフィールドが増えてくると使いづらい
- コンテンツデータの一括編集ができない
その他
- アセットの管理が弱く、複数のコンテンツタイプを作った際にアセットが混ざる
→「アセットセット」が欲しい - MT6のときに比べて必須モジュールが増えており、一部の古いサーバでは動作しない
- テンプレートの追加がプルダウンからの選択になり複数作る際に作りづらい
- ブロックエディタが実用に耐えないぐらい機能が少ない、拡張がやりづらい
- 標準で「記事」、「ウェブページ」が表示されており、非表示にできない
- 使用頻度の低い、「コメント」、「トラックバック」のプラグインが同梱されており、 標準で有効になっている
- 検索機能でカスタムフィールドが検索・置換できない(MT6のころから)