Angular 2はきっと好きになれる、だから大丈夫(ng-japanの感想)
言いたいことは大体タイトルで言い切った感じですが、2015年3月21日に東京で開催されたng-japan - The first Angular conference in Tokyo, Japan (2015/3/21)の参加レポートです。
13時〜19時までの長丁場で突然の体調不良に襲われたり、話にまったくついていけなくなって泣きそうになったりしましたが、結果的には参加して良かったと思える内容でした。
今回のセミナーの半分は海外の方のスピーカによるセッションでした。海外の方の話を聞くのは初めてでどんなものだろうと楽しみにしていました。
実際に聞いてみると、翻訳の方は非常に専門用語についても理解があって素敵な逐次通訳も関わらず、英語を聞く→通訳を聞く→スライドを読んで理解しようとすることが非常に体力を使う作業なのか、脳内のリソースを使いきって最後の方は本当にぐったりしていました。(´ヘ`;)コレハタイヘンダ...。
ただ、英語を聞き取ることを諦めたくない...!と意地になって英語にも聞き耳を立てていたところ、ごく稀(3%ぐらい)に専門用語が多くを占める会話のところではスピーカさん自身の声を聞き取ることができて、これは楽しい...楽しいぞ!と一人興奮していました。英語を勉強しようとする人の気持が少し分かった気がしました。
事前情報から募るAngular 2への不安
今回のセミナーはAngular 1.4のこと、ハイブリットアプリのこと、NewRouterのこと、TypeScriptのことなど気になる話題は満載でしたが、やはり最後のAngular2の話に私を含め多くの人が耳を傾けていました。
Angular 2と言えば、事前情報で以下のような情報が(真偽不明ながら)自分の周りでは流れていました。そのため、今日話しを聞くまではこのままAngularを使い続けていいの?Angular2待ったほうがいいの?今流行のReact.jsの方がいいの?などと頭を悩ませていました。
- Angular 1とはまったく別物になる
- TypeScriptが必須になる
- Angular 1からはMigration(引き継ぎ)できない
実際に話しを聞いてみて
実際に話しを聞いてみると...このような話が聞けました。
(自分なりの解釈なので間違いがあったらご指摘ください)
- Angular 1と2で相違点は多い、けど似ている部分もある
- 従来のようにJavascriptで書くのも良い、TypeScriptを使えばもっと楽にかける
- Angular 1は使い続ける人が居なくなるまでメンテを続けるつもり(たい)
- Angular 1には徐々にAngular2の機能で共有できるものを盛り込んでいく(NewRouterなど)
- Angular 1は短いサイクルで過去互換性を重視しつつ、1.5、1.6...とリリースを続けていく
話をひと通り聞いて自分の中に残ったのは不安というよりはワクワク感でした。自分の好きだと思えるライブラリが形は変わってもコンセプトは変わらずにもっと使いやすく、もっと早く進化していくなら素敵じゃないか!と感じたためです。
自分がAngularに惚れ込んだポイントはHTMLそのものをJavascriptのテンプレートのように扱うところです。この部分がJavaScript力が低い自分にも、協業するデザイナーさんにもすごくウケがよかったところでした。
まだAngular2は出たばかりでテンプレート部分がどうなっていくのかはよく分かりません。現時点ではAngular 2は良さそう!と限られた情報の中で思うぐらいです。
自分なりのAngularとの向き合い方
これからはこのような形でAngularを使っていきたいと思っています。
- AngularJSを導入する案件を増やす
- 必ず最新の1系のバージョンを追従する
- 2系を意識した書き方をしつつ
2がでるころには「○○と比較してAngular 2はここが素晴らしい!」とか そんなことを語れるように、Angularの知識もJavaScriptの基礎力を身につけたい次第です。