WCAN 2018/10「WordPress 5.0で変化する CMSと Webサイト制作のこれから」参加レポート
WCAN 2018/10「WordPress 5.0で変化する CMSと Webサイト制作のこれから」に参加してきました。 講師は株式会社エイチツーオー・スペース たにぐちまこと さんでした。
前段
- 2008年がCMS元年、それから10年が経った
- 活版印刷を発明した方(グーテンベルクさん)がWordPressの新しいエディタの名前に
グーテンベルグの現状
- RWDに対応していない
- CSSが編集しづらい
- カスタムフォントサイズが自由度が高すぎて破綻しやすい
- 画像の挿入時にサイズが選ぶのが分かりづらい
- モダンなインターフェイスを目指しすぎてわかりんくい
- データの再利用性が考慮されていない
- オリジナルのブロックを作りづらい
ホームページ作成ツールという言葉が流行る
Wix、Jimdo、ペライチなどのさまざまな選択肢が増えてきている。 strikinglyという海外サービスも良さそう。
Wix
- 表示速度が泣けるほど遅い
- RWDではなく、JavaScriptで切替をしている
- レンダリングをほぼ全部Reactでやる謎仕様
strikingly
- Webサイトを立ち上げるという目的には最適
- パーツや表現が限られているので割り切りが必要
- ページ数の制限や機能面で長くん要するには不安
実際これからWebサイトは制作する必要があるのか?
- 普通に検索するとホットペッパーなどのサイトが上位に出てしまい自社サイトが入る余地が無い
- Googleからの流入だけを考えると、Googleマイビジネスだけで良いのかも
今後Web制作はどうなるのか
- WordPress(グーテンベルク)はホームページ作成ツールとして一般ユーザに作って貰えることを目指している?
- 一回作ったホームページを長く更新するよりは安く早く作れるツールで早いペースで作り変えるようになるかも
- オーダーメイドとファストファッションのような差
- オーダーでWebサイトを作る理由を考える
- 予算の比重を変える(Webサイトを安く作り、その分他の予算に当てる)
- 動画 + Web
- ソーシャル + Web
- データ+Web(業務改善 + Web)→外部データベースの利用
- 売上・アクセス解析などの提案が難しい場合でも出来ることはある
- ホームページは誰でも作れるようになった以上、プロはプロにしかできないことをしないといけない
何故外部データベース(Kintoneなど)を使うのか
- 外部データベースにはすべてのデータを入れておく→将来的にCMSを入れ替えた場合にもデータは残る
- 公開するデータ、非公開のデータを細かく制御できる
- データの入力インターフェイスを作り込める
- データの再利用性が高い
- Web以外のデータもまとめて一括管理ができる
これから期待するもの
- WixCode(Wixから扱えるデータベース)
- プラスできるCMSに注目 ex) ZOHO + a-blog cms
- Firebase + framelink
- Firebase + webhook cms
何故、WordPressを使うのか
- WebHookを受け取るプログラムが簡単にかける
- カスタム投稿タイプとカスタムフィールドで拡張できる
- テンプレートの構築が容易
まとめ
- WordPressは、GutenbergでHP制作ツールを目指す?(対 Wix, Jimdo を意識しているのかも?)
- HP制作ツールは第二次ブームへ
- CMSでWebサイトを作る時代は終焉へ向かう